隠岐ジオパークの特徴
その地で育った物をその地で、季節の巡りに身をゆだね、美味しくいただく。それは食の原点であり、最高の贅沢でもある。隠岐は、海、山、大地が互いに作用しあって、五感を満たす豊かな四季の味覚をもたらす。伝統的な食文化はもちろん、新しい味わいも隠岐の食の魅力だ。
-
隠岐牛
緑豊かな放牧地が広がる隠岐。太陽が降り注ぐ楽園のような環境で、隠岐牛は潮風を浴びた牧草を食べのびのびと育ちます。優れた肉質を実現するのは一貫した飼育・肥育。市場に出るのは希少で、まさに幻の和牛。
-
岩ガキ
美しい海で育つ岩ガキは驚くほど大きく肉厚で、一口で食べられないサイズのものも。出荷までに最低3年かけて養殖されるため、ハリのある身には芳醇な旨味とミネラルが蓄えられています。旬は産卵前の3〜5月。
-
ひおうぎ貝
赤や橙、黄、紫など目にも鮮やかな色の美しい二枚貝で、身が美味であることでも知られています。ホタテのようにバター焼きやホイル焼き、ドリアなどで楽しめ、カラフルな貝殻はインテリアやアクセサリーにも。
-
サザエ
海藻が豊かに茂り貝類が豊富な隠岐は「貝の王国」と呼ばれています。サザエはその代表格。春から夏にかけて旬を迎えます(5〜6月は禁漁)。定番の壷焼きや刺身はもちろん、丼やカレーなどご当地スタイルの味もぜひ。
-
イカ
春はアオリイカ、夏は白イカなど、隠岐は1年を通して美味しいイカが楽しめます。冬に獲れる寒シマメ(スルメイカ)をコクのある肝醤油で漬け込み、ご飯の上へ乗せた「寒シマメ漬け丼」は、必ず食べておきたい郷土の味。
-
隠岐松葉ガニ
山陰の松葉ガニの多くは隠岐近海で獲られています。「隠岐松葉ガニ」は、11月〜3月に水揚げされ厳しい基準を満たしたズワイガニのみが認定されるブランド。天然の漁礁で良質な魚介類を食べて育つため、濃厚な味が特徴です。
-
新鮮な魚
隠岐諸島の沖合は、暖流の対馬海流と寒流のリマン海流がぶつかり合う海域。プランクトンが豊富で、アジやヒラマサ、マダイやイシダイなど多種多様な魚介類が獲れる漁場となっています。鮮度抜群の魚はぜひ刺身で堪能を。
-
ばくだん
おにぎり
繊維が太くて歯ごたえが良く、香りが高い隠岐の岩のり。丸く、大きく握ったご飯を包むように岩のりが巻かれたおにぎりは、庶民的な郷土の味。その見た目から「ばくだん」の名が付けられたと言われています。
隠岐ジオパークの特徴